主要設備

品質と自信。

熱処理製品は定期的に校正された炉、温度調節器、温度記録計などによる制御装置を配置し、正確な温度管理にて熱処理を行います。

熱処理後の製品は、出荷時に硬度検査、ご要望に応じ機械試験なども行い、確実な品質管理にも努めています。

熱処理炉(8基)生産能力2〜10t/チャージ

炉は焼入などを行う温度帯の炉2基、焼戻しなど行う低温炉3基、溶体化など行う高温炉2基、

2016年7月には1基(焼鈍炉)も増え全部で8基体制となり、更なる納期対応を目指します。

また2023年8月に1号炉 2024年7月に6号炉が高性能、高品質、省エネを兼ね備えて新しくなりました。

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工場風景

 

 

新1号炉(バッチ式)新潟ファーネス工業㈱製(2023年8月完成)

2200(w)×1350(h)×3400(l)

生産能力 6t

主作業 固溶化、焼入れ、焼ならし、焼戻し

 

2号炉(バッチ式)

1000(w)×850(h)×3500(l)

生産能力 3t

主作業 焼戻し

 

3号炉(バッチ式)

1000(w)×800(h)×3500(l)

生産能力 3t

主作業 焼入れ

 

4号炉(バッチ式)

1000(w)×800(h)×2500(l)

生産能力 2t

主作業 固溶化、焼入れ

 

 

5号炉(バッチ式

1000(w)×850(h)×2500(l)

生産能力 2t

主作業 焼戻し

 

 

新6号炉(バッチ式)新潟ファーネス工業㈱製(2024年7月完成)

2200(w)×1350(h)×2400(l)

生産能力 3.5t

主作業 固溶化、焼入れ、焼ならし、焼戻し

 

 

7号炉(台車式)東京ガスエンジニアリング㈱製

2600(w)×1600(h)×4750(l)

生産能力 10t

主作業 焼戻し、焼きなまし

 

 

 

8号炉(台車式)新潟ファーネス工業㈱製(2016年7月完成)

1700(w)×1350(h)×4500(l)

生産能力 5t

主作業 焼戻し、焼きならし

 

水槽、油槽(各2基)

冷却のムラを軽減するための撹拌と冷却性能を維持する為の循環を常に行っております。

冷却用水槽

1号 2000(幅)×2500(深)×4000(長)

2号 2000(幅)×2500(深)×3000(長)

 

冷却用油槽

1号 2000(幅)×3000(深)×4000(長)

2号 2000(幅)×3000(深)×3000(長)

 

ショットブラスト(3基)

ショットブラストで熱処理によって発生した酸化スケールを除去致します。

機械の中で細かなスチールの玉を製品に投射致します。

弊社では0.6mmと1.2mmの2種類のスチール玉を用意しております。

用途によって使い分けしており、0.6㎜玉での仕上がりは滑らかで、1.2mm玉での仕上がりはやや粗い感じになります。

塗装前やメッキ前の前処理として、熱処理をしない製品にもショットを行っております。

どちらの場合も、ショット後の製品の肌の状態には高い評価を頂いております。

ショットブラストはタンブラー式2基とテーブル式1基ございます。

 

タンブラー式

処理方法 機械の中にゴムベルトが有り、中でベルトが回転し製品をかき混ぜながら投射します。

特徴 一度に沢山入れる事が出来る。一度で全体が綺麗に仕上がります。

欠点 製品をかき混ぜながら処理するので取り代の少ない製品には向かない。

 

テーブル式

処理方法 製品をテーブルの上に乗せ、テーブルがゆっくり回転しながら上から投射します。

特徴 製品同士が当たらないので綺麗に仕上がる。

欠点 一度に処理できる量が少ない。製品の上面にしか投射出来ないので、ひっくり返して最低2回行わなければならない。手間と時間が掛かる。

 

 

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タンブラー式(大)
長さ1100Lまで対応

 

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タンブラー式(小)
長さ800Lまで対応

 

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テーブル式
テーブル径900φ有ります

 

 

 

ショットブラストの前後(例0.6㎜玉)

ショット前

ショット後

歪矯正用プレス(2基)

熱処理や残留応力によって、曲がってしまった材料(金属の板や丸棒、フラットバー)の曲がりを矯正する作業です。
長さ次第ですが10φ~200φまで対応出来ます。精度は2㎜/m以内を目標としております。

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油圧50tプレス
丸棒100φ程度、板材50t程度まで可能

 

 

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油圧200tプレス
丸棒200φ程度、板材70t程度まで可能

硬度検査機

硬度計はブリネル硬度計、ショア硬度計、ロックウェルC硬度計の3タイプ御座います。

ブリネルをメインで使用しておりますが形状によってショアやロックウェルCなどで検査しています。

全ての硬度計は年に1回(日本海協会など)校正を行っております。

 

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ブリネル硬度計(1基)

ロックウェルC
ショア硬度計(2基)

ショア
ロックウェル硬度計(1基)