金属熱処理
弊社の熱処理は都市ガス(一般家庭と同じ)を燃料とした雰囲気炉熱処理(炉の中で空気を温める)です。
様々な材質を取り扱っており熱処理も幅広く行っております。
熱処理と言っても一言では言い表すことが出来ません。
例えば金属を柔らかくしたり、硬くしたり、応力を取ったり、耐食性を上げたり…と
様々な方法により様々な特性を引き出す事によりお客様の要望にお応えします。
しかしご相談戴く中には結果として熱処理をしない方が良い場合も御座います。
その様な場合はご相談時にはっきりとお伝えさせていただきます。
このように熱処理で色々と特性が変わってしまう為、作業を間違えたら大変な事にもなってしまいます。
私たちはお客様の要望にお応えするべく、細心の注意を払い作業を致しております。
作業例…
炭素鋼等の焼きなまし、焼きならし、調質、金型材の調質。
オーステナイト系ステンレスの固溶化。
マルテンサイト系ステンレスの調質。
析出硬化系ステンレスの固溶化と析出硬化処理。
ニッケル合金の焼なましや溶体化。
アルミ、銅、チタンのアニール。
成分非公開の実験材料もお客様の指示に従い処理を行ったりもします。
熱処理にお困りでご希望の熱処理条件が御座いましたら何なりとご相談ください。
炉は焼入などを行う温度帯の炉2基、焼戻しなど行う低温炉3基、溶体化など行う高温炉2基、
そして2016年7月には1基(焼鈍炉)も増え全部で8基体制となりました。
更なる納期対応を目指します。
老朽化の為2023年8月に1号炉 2024年7月に6号炉が高性能、高品質、省エネを兼ね備えて新しくなりました。
熱処理担当は『もり』『おおば』『こばやし』『いとう』×2の5名。
品質を守るために工場長でもある『もり』が責任を持って最終検査をしております。
熱処理工程や材料に異常が無いか常に目を光らせています。
またその厳しい『もり』の指導の下で支えているのが『おおば』、『こばやし』。
叱られてもめげずに(多分)向上心を忘れずに1級熱処理技能士を目指して頑張っております。
会社へお越しの際は是非声を掛けて下さい。(元気出ますので~)
そして迅速な納期にも欠かせない配送の『さとう』。
おっとりとした性格ですが時間を気にしながら効率よくルートを考えております。
また配送が終わっても積極的に熱処理のサポートをしています。
この様に非常に少人数の体制ではありますが一致団結し納期、品質を守っております。